
「飲食店経営は、ただの接客ではない」
ゼットンが店舗図面から学生に伝えた、空間づくりの経営観点
1. 実際に行ったワークショップ
ワークショップのテーマは、単なるサービス体験を超えた「飲食店経営体験」です。学生たちは「経営者」の視点に立ち、以下の3つのステップを通じて、ゼットンが大切にする空間づくりのプロセスを徹底的に体験しました。
- 店舗図面を用いたペルソナ設定
実際にある店舗の図面を広げ、その空間に本当にふさわしい顧客(ペルソナ)は誰なのか、アイデアを出し合います。 - ターゲットに突き刺さるコンセプト立案
特定したペルソナに対し、どのような体験を提供するのか、唯一無二の店舗コンセプトを設計します。 - 「空間」を形にする家具配置
設定したコンセプトを具現化するため、デザイン案の上で机や椅子の配置までを緻密に決定します。
机上の空論ではなく、実際の図面や具体的な什器配置まで踏み込むことで、学生たちは「一軒の店を創り上げる重みとクリエイティビティ」を肌で感じる時間となりました。

2. どんな企業課題があったのか?
ゼットンがこのワークショップを企画した背景には、飲食業界特有の「採用イメージの固定化」という課題がありました。
学生にとって、飲食業で働くイメージは「アルバイトの延長」としての接客や調理が先行しがちです。正社員として働くことの魅力や、その先にある経営・プロデュース業務の奥深さが、正しく伝わっていないという現状がありました。
また、同社は単なる人員確保ではなく、自社のビジョンに深く共感し、将来の経営を担う人材と出会うための「インターンシップへの確かな接続」を求めていました。
3. なぜその課題を解決するためにこのワークショップを考えられたのか?
「正社員とアルバイトの違い」を言葉で説明するのではなく、「経営判断のプロセス」を体験させることが最も説得力のある解決策になると考えたからです。このワークショップには、以下のロジックが組み込まれています。
- 「作業」ではなく「投資」の視点: 図面の上で椅子一つ配置するのにも、顧客体験と経営効率の双方を考える必要があることを示し、飲食業を「経営観点での場づくり」として再定義させました。
- バイアスの解除: 現場の忙しさだけでなく、戦略的にターゲットを狙い撃つ「ビジネスの面白さ」を提示することで、飲食業に対する既成概念を覆しました。
- 自社への深い理解: 「店づくりは人づくり」という理念が、具体的な家具の配置やコンセプトにどう反映されているかを体感させることで、ゼットンで働くことへの志望動機を自然に醸成しました。
4. 受講した学生の声
ワークショップを通じて、学生たちの飲食業に対する解像度は劇的に向上しました。
「飲食店のイメージが180度変わりました。単なるサービス提供の場ではなく、体験をビジネスの視点で捉え、戦略的に場を構築していく面白さを知ることができました。」
(参加学生 / 学部2年)
「店舗が一つあるだけで、これほどまでにデザインや配置、ターゲット戦略が緻密に設計されていることに驚きました。店舗経営の裏側にあるロジックの深さに感動しました。」
(参加学生 / 学部1年)
「飲食店で働くことは現場感が強いと思っていましたが、企画や戦略に関わる多様な関わり方があることがわかり、自分の将来の選択肢が大きく広がりました。」
(参加学生 / 学部2年)
5. まとめ
今回の取り組みは、単なるイベントに留まらない確かな成果をもたらしました。参加した学生たちは、「アルバイトとは異なる、正社員としての経営観点や、顧客を重視した場づくりの重要性」を深く認識しました。
その結果、このワークショップをきっかけとして実際に3名の学生が長期インターン勤務を開始するという、採用における大きな一歩へと繋がりました。ゼットンはこれからも、食を通じて街と人を幸せにする「空間づくりのプロフェッショナル」として、次世代の若者と共に新しい景色を創り続けていきます。